MICEニュース

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により、時間・場所に捕らわれない利便性や非接触を目的としたデジタル化が急速に進んでいます。一方、手に取る、味わう、生音を聴くという体感で得られる情報や、人との直接対話から生まれる安心・信頼感の醸成など、「リアルの価値」が見直されており、長期にわたる行動の制限から、その認識は今後さらに高まると考えられます。展示会やコンベンション、イベントなどMICEにおいても、「時間と場所が限定され、日常から離れ集中して参加するからこそ得られる体験」を求める声は根強く、これはアフターコロナのMICE産業が再び成長軌道に戻る底力を示しています。また、MICEは経済発展・地域活性化のエンジンであり、コロナ禍からの経済復活のためにも、安心安全なリアルMICEを開催に導くことが私どもの責務です。

さらに、弊局が開催に向けて全面支援し、本ガイドラインに則して運営された緊急事態宣言後初の大型ビジネス展示会「第12回 関西ホテル・レストラン・ショー（2020年7月29～31日、出展社460社・来場者13,933名））」は無事成功。この展示会がWithコロナ時代の新しいMICE運営方法を創り上げ、その後に名古屋、横浜、東京…と他都市でもMICEが続々と再開されており、今までMICE先進国と言われた欧米、シンガポールなどと比較し、日本は大健闘。とりわけ私どもは「MICEを歓迎する大阪」を標榜し、MICE開催の機運醸成をリードするべく尽力しています。

日本のMICE復活第一号となった「第12回 関西ホテル・レストラン・ショー」開会式で、大阪観光局 溝畑理事長（写真中央）は、「大阪が先陣を切ることで、全国のMICE関係者を応援したい」と決意を語った。

大阪観光局の誘致活動もあり、アジア最大級の食の見本市「FOODEX Japan」の関西版『FOODEX Japan in 関西（2021年7月）』の初開催が決定。大阪にとって重要な産業に関わることから、大きな経済波及効果が期待されており、大阪観光局は大阪府、大阪市、経済界とともに本展を全面的に支援し、MICE開催の更なる機運醸成を目指します。

大阪観光局の誘致活動もあり、アジア最大級の食の見本市「FOODEX Japan」の関西版『FOODEX Japan in 関西（2021年7月）』の初開催が決定。大阪にとって重要な産業に関わることから、大きな経済波及効果が期待されており、大阪観光局は大阪府、大阪市、経済界とともに本展を全面的に支援し、MICE開催の更なる機運醸成を目指します。

1. 人・モノ・情報を一堂に集め、商売・イノベーションを生み出し、大阪に巨大な経済効果をもたらすというMICEの普遍的価値を守るため、MICE開催の機運醸成に引き続き全力を尽くす。
2. 最新技術をツールとして積極的に活用し、コロナ禍で明らかになった課題の解決と、いっそう魅力的・感動的な滞在提供に力を入れ、主催者に選ばれる「高付加価値MICE都市」を目指す。
3. 万博・IR誘致という千載一遇のチャンスを生かし、「日本No.1のMICE都市」へと飛躍する。